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当社には、個別でよく特殊な相談が来ます・・・。

もう製造は終了しているMaresのProtonですが、「フリーフローが激しくて何とか抑えられないか?」とのお客さんからのご相談・・・。


そもそもMaresはご存知バイパスチューブ機能が付いていて、ベンチュリー効果を効かせやすくしている事もあり、必然的にフリーフローを起こしやすくしています。

今までは、1st側で調整かけたり、2ndを渋くさせたりと・・・。

結局それだとMaresが・・・というよりも、レギュレター本来の呼吸感を損なわしている事になるので、いかがなものか・・・？

と思っていましたが、なんてことない・・・、フリーフローが激しくて煩わしいのなら、いっその事ベンチュリーレバー作っちゃえばいいや！と、自作で造ってみました・・・。


何回か試作重ねましたが、まぁまぁ成功かな！

厳密に言えばほんの少しの抵抗感は否めませんが、多分私みたいな技術系ダイバーじゃなければ、このわずかに変化した抵抗感は普通のダイバーでしたらわからない程度だと思います・・・。

むしろ、日本人ダイバーにはあのMaresの吸気の飛び込み感が苦手だという方も多いので、むしろ一挙両得なのかもしれません・・・。

気に入らなかったらその場で工具もいらずに、スッーと取り外せるし、付けたいときにすぐ取り付けられるなんて利便性もいいでしょ！

この発想とアイデア、某日本のメーカーさんに見せたら、めちゃくちゃ食いついてましたねー・・・。

知的財産としてプロテクト申請しておかないとアイデアと技術パクられるかも・・・(笑)


ぶっちゃげたこと言うと、吸いやすいレギ・・・軽いレギと言うのは、2ndケース内でベンチュリー効果を利用してフリーフローのような状態をわざと発生されることで、楽に、軽くて、吸気量の確保できるレギにしているわけです。

だから本当はその理屈と使い方を理解していないと、フリーフローを発生させてしまいやすいし、本来のメーカー設計の利点を生かせないのですが、でも日本人の一般的な肺活量とダイビングスタイルを鑑みたら、確かに抑え気味の方がベストだと思います。

いくら吸いやすいレギはフリーフローをおこしやすいからと言っても、やはりフローし易いレギは扱いずらいしかえって現場ではデメリットに働く事の方が多いのは確かです・・・。

もう少し色んな条件のフィールドでテストダイブ重ねてからお渡ししたいと思います・・・。



旭潜水技研
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