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あれから5年経って・・・サポートMマスク!
こんなマスク今まで見たことありますか?

これはある日突然18歳の少女から切実なメールと相談を受け、私が5年前にその少女の為に試行錯誤で手作りで作ったマスクです・・・。
そんな5年前の切実な相談とは当時の彼女の身体的な問題で、ある脳内の病気にかかってしまったらしく、手術で頭骨内の血管にステントを埋め込み血管が縮まらないように脹らましていると言うものらしく、手術自体は成功して日常生活は何ら問題なく過ごせるようになっているとの事でしたが、それまで幼少の頃から続けてきた大好きで楽しみにしている沖縄の海での「スノーケリング」や、大学生になったら始めると決めていた「スキューバダイビング」が出来なくなってしまいそうだとの事で、ある日突然どこのどなたかもわからない女の子からの相談をメールで受けたのです・・・。

それは、自分専用のダイビングマスクは作れないだろうか?・・・という相談と訴えでした・・・。
内容はこめかみ辺りの頭骨内に埋め込んだステントに外部から衝撃や圧迫を与えてはいけないらしいのだが、マーケットに存在する全てのマスクのストラップが、装着するとどうしてもこめかみに当たってしまい内側に向かって圧迫をかけてしまうらしいのです・・・。
という事は、こめかみや頭骨に頭皮に触れないで装着できるオンリーワンのマスクを作らなればならないという事でした・・・。
それまで殆ど知られているダイビング器材の製造メーカーにも片っ端から掛け合って懇願したそうですが、全て門前払い・・・。
でも諦めずに調べて調べてついにウチに辿り着いたようでした・・・。
というのも、そのちょっと前に海人漁師の潜水マスク「旭面」を復刻製させた事が一時話題になっていて、マスコミにも取り上げられていた事からウチの存在を知ったようです・・・。
ある意味正解でしたね・・・。
突然ではありましたが、そんな切実な少女の相談と依頼に何とか答えてあげようと思いました・・・。
そこで当時、来る日も来る日も一生懸命考えました・・・。
ストラップがこめかみ辺りの頭皮に触れないようにどうやったらマスクがホールドできるのか・・・?
マスクは顔にストラップゴムの引っ張りの力で後頭部から頭皮をサポートして回り込み抑え込みます・・・。

その際どうしても髪の毛などでマスクやストラップが下にズリ下がるので、下にズリ落ちないように耳に引っ掛けるように耳の上側をストラップが通る事で成立します。
耳の上をストラップが通るという事はその問題のこめかみの頭骨内にあるステントをどうしても抑え込んでしまうというピンポイントの位置に来てしまうのです・・・。
そこで考えに考えた挙句、ストラップが一切こめかみに触れることなく、空間を浮いている状態でも後頭部から顔に押し付けて装着できる方法・・・。
しかも耳に引っ掛からなくても下にズリ落ちない方法・・・。
それが画像にある、「サポートMマスク」でした!

この頃はまだ、CADなどは一切使った事が無く、今の様に3Dプリンターも設備していない頃でしたから、作業は全て切ったり、削ったり、穴を開けたり、私の手での作業だけで何とかオンリーワンマスクを作り上げました・・・。
実際モノは作り上げましたが、果たして本当に理想通りに水中で問題なく使用できるのか?・・・
後から冷静に考えてみたら、18歳の少女の生命に直結する「器材」を自分が作って使用させようとしているのだから、もし何か不具合があったらと考えたら恐怖感が襲ってきました・・・。
もちろんそれにあたっては彼女の主治医からの書面での承諾書とOKサインの了承が取れなければ進まない事ではありましたが、医師の方は水中に潜る事自体とダイビングをする事自体は問題ないとはっきり表明しましたが、器材のトラブルや不具合はまだ別の問題になりますので正直怖くなってきました・・・。
そこで、一度本人にテストダイブの為だけにわざわざ飛行機で沖縄までお母さんと来てもらい、水深4mのダイビングプールで体験ダイブを兼ねて実際装着してのテストダイブをしました・・・!
その時の動画はこちらです
自分でもびっくりするほど完璧で大成功でした・・・。
3点留めで製作した事で、本人曰く、水中でマスクがずり落ちる感覚や不安は一切なく、問題のこめかみにも全く触れていなく水も1滴も入ってこない!と言っていました・・・。
大成功でした・・・!
そして名実ともに完成、納品する事ができて、その後彼女は大学のサークルでこのマスクを使ってOWの講習を受けはれて念願のダイバーになったそうです・・・。
その後も普通にFUNダイビングやツアーにも出かけているそうで、5年間このサポートMマスクのみ使用して好きなダイビングを続けているようです・・・。
というか、彼女は器材の観点からこのマスクでしか泳げないし潜れないのですから当然なのですが、プールで普通に泳ぐときもこのサポートMマスクを着けて泳いでいるらしいので、まわりにビックリされるらしいのですがそれは仕方ないですよね・・・。(笑)
そんな5年経った今、先日なんとお店に訪ねて来てくれました!

結婚したそうです!
旦那さんと一緒にいらしてくれました!
その結婚式を沖縄で挙げた後、今週一緒にケラマに潜りに行きたいそうです!
5年経つので、小ねじやボルトの錆びやストラップの切れなど、消耗しているところはあるのでその交換も兼ねてサポートMマスクをメンテナンスに出していきました・・・。
これはこれでいいかも知れませんが、ちょっとかさばるので・・・、もう少しシーズンが落ち着いたら全く新しいデザインのサポートMマスクをVer2として考案したいと考えています・・・。
だって彼女は私がマスク作り続けてあげないと物理的に一生海に潜れないのですから・・・。
やりがいのあるモノづくりの使命ですね・・・。
旭潜水技研
http://asahi-scuba.jp
これはある日突然18歳の少女から切実なメールと相談を受け、私が5年前にその少女の為に試行錯誤で手作りで作ったマスクです・・・。
そんな5年前の切実な相談とは当時の彼女の身体的な問題で、ある脳内の病気にかかってしまったらしく、手術で頭骨内の血管にステントを埋め込み血管が縮まらないように脹らましていると言うものらしく、手術自体は成功して日常生活は何ら問題なく過ごせるようになっているとの事でしたが、それまで幼少の頃から続けてきた大好きで楽しみにしている沖縄の海での「スノーケリング」や、大学生になったら始めると決めていた「スキューバダイビング」が出来なくなってしまいそうだとの事で、ある日突然どこのどなたかもわからない女の子からの相談をメールで受けたのです・・・。
それは、自分専用のダイビングマスクは作れないだろうか?・・・という相談と訴えでした・・・。
内容はこめかみ辺りの頭骨内に埋め込んだステントに外部から衝撃や圧迫を与えてはいけないらしいのだが、マーケットに存在する全てのマスクのストラップが、装着するとどうしてもこめかみに当たってしまい内側に向かって圧迫をかけてしまうらしいのです・・・。
という事は、こめかみや頭骨に頭皮に触れないで装着できるオンリーワンのマスクを作らなればならないという事でした・・・。
それまで殆ど知られているダイビング器材の製造メーカーにも片っ端から掛け合って懇願したそうですが、全て門前払い・・・。
でも諦めずに調べて調べてついにウチに辿り着いたようでした・・・。
というのも、そのちょっと前に海人漁師の潜水マスク「旭面」を復刻製させた事が一時話題になっていて、マスコミにも取り上げられていた事からウチの存在を知ったようです・・・。
ある意味正解でしたね・・・。
突然ではありましたが、そんな切実な少女の相談と依頼に何とか答えてあげようと思いました・・・。
そこで当時、来る日も来る日も一生懸命考えました・・・。
ストラップがこめかみ辺りの頭皮に触れないようにどうやったらマスクがホールドできるのか・・・?
マスクは顔にストラップゴムの引っ張りの力で後頭部から頭皮をサポートして回り込み抑え込みます・・・。
その際どうしても髪の毛などでマスクやストラップが下にズリ下がるので、下にズリ落ちないように耳に引っ掛けるように耳の上側をストラップが通る事で成立します。
耳の上をストラップが通るという事はその問題のこめかみの頭骨内にあるステントをどうしても抑え込んでしまうというピンポイントの位置に来てしまうのです・・・。
そこで考えに考えた挙句、ストラップが一切こめかみに触れることなく、空間を浮いている状態でも後頭部から顔に押し付けて装着できる方法・・・。
しかも耳に引っ掛からなくても下にズリ落ちない方法・・・。
それが画像にある、「サポートMマスク」でした!
この頃はまだ、CADなどは一切使った事が無く、今の様に3Dプリンターも設備していない頃でしたから、作業は全て切ったり、削ったり、穴を開けたり、私の手での作業だけで何とかオンリーワンマスクを作り上げました・・・。
実際モノは作り上げましたが、果たして本当に理想通りに水中で問題なく使用できるのか?・・・
後から冷静に考えてみたら、18歳の少女の生命に直結する「器材」を自分が作って使用させようとしているのだから、もし何か不具合があったらと考えたら恐怖感が襲ってきました・・・。
もちろんそれにあたっては彼女の主治医からの書面での承諾書とOKサインの了承が取れなければ進まない事ではありましたが、医師の方は水中に潜る事自体とダイビングをする事自体は問題ないとはっきり表明しましたが、器材のトラブルや不具合はまだ別の問題になりますので正直怖くなってきました・・・。
そこで、一度本人にテストダイブの為だけにわざわざ飛行機で沖縄までお母さんと来てもらい、水深4mのダイビングプールで体験ダイブを兼ねて実際装着してのテストダイブをしました・・・!
その時の動画はこちらです
自分でもびっくりするほど完璧で大成功でした・・・。
3点留めで製作した事で、本人曰く、水中でマスクがずり落ちる感覚や不安は一切なく、問題のこめかみにも全く触れていなく水も1滴も入ってこない!と言っていました・・・。
大成功でした・・・!
そして名実ともに完成、納品する事ができて、その後彼女は大学のサークルでこのマスクを使ってOWの講習を受けはれて念願のダイバーになったそうです・・・。
その後も普通にFUNダイビングやツアーにも出かけているそうで、5年間このサポートMマスクのみ使用して好きなダイビングを続けているようです・・・。
というか、彼女は器材の観点からこのマスクでしか泳げないし潜れないのですから当然なのですが、プールで普通に泳ぐときもこのサポートMマスクを着けて泳いでいるらしいので、まわりにビックリされるらしいのですがそれは仕方ないですよね・・・。(笑)
そんな5年経った今、先日なんとお店に訪ねて来てくれました!
結婚したそうです!
旦那さんと一緒にいらしてくれました!
その結婚式を沖縄で挙げた後、今週一緒にケラマに潜りに行きたいそうです!
5年経つので、小ねじやボルトの錆びやストラップの切れなど、消耗しているところはあるのでその交換も兼ねてサポートMマスクをメンテナンスに出していきました・・・。
これはこれでいいかも知れませんが、ちょっとかさばるので・・・、もう少しシーズンが落ち着いたら全く新しいデザインのサポートMマスクをVer2として考案したいと考えています・・・。
だって彼女は私がマスク作り続けてあげないと物理的に一生海に潜れないのですから・・・。
やりがいのあるモノづくりの使命ですね・・・。
旭潜水技研
http://asahi-scuba.jp
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