旭潜水技研

AGA Full Face Mask !

年末から年明けまでずっとOH漬けです・・・。

AGA Full Face Mask !

大分お待たせしてしまっている器材もあるので急がないとならないのですが、OH技術の意味が本末転倒にならないように1セット1セット確実に仕上げていますのでもうしばらくお待ちください・・・。

特にピストンタイプのシリンダー内壁なんて、古くなったり緑青が溜まると、内壁メッキが剥がれて真鍮剥き出しになってくるのでピカピカに洗浄されても組んだ後のピストンの動きが抵抗かかって悪くなります・・・。

AGA Full Face Mask !

なのでウチではそういった見えない箇所もいちいち研磨したり磨きを入れたりしているものですから、兎に角通常作業よりどうしても時間がかかってしまいます・・・でもそれがウチの特徴と言えば特徴ですし、技術と言えば技術なんで他とは差別化させてる部分の一つですかね・・・。

特に社内コンプライアンスをちゃんと設けている潜水作業屋さんなどは、しっかり社員ダイバーの安全を守る基準を作っているので、毎年必ず点検OHメンテナンスに出されています・・・。

真鶴にある業界では老舗の後藤アクアさんは流石、毎年必ず業務で使われるFull Face Maskや減圧用レギなどを定期的にこの時期検査OHに送られてきます。

特にInterspiro社のAGAマスクなどは、ちょっと他の2ndと構造が違いポジティブタイプなので専門知識と経験は確かに要ります・・・。

AGA Full Face Mask !

このタイプのフルフェイスマスクは専用2ndステージが元々取り付いているタイプなので、使用する場合は別に1stステージを用意して繋いで使用するわけです。

ただし使用される側にもちょっとした専門知識が無いと少し面倒な事になる場合があります・・・。

フルフェイスマスクの中でもAGAは定番ともいえる実績の高いマスクですが、それでもやはりメリットデメリットは必ず存在しますからそれを理解しておいた方が良いと思います。

フルフェイスマスクで使用する1stステージは必ず大容量タイプのバランスドピストンタイプか、ダイアフラムタイプにしてください。

バランスドピストンタイプと言っても小径タイプのものや、スタンダートピストンタイプは避けた方が良いです。

マスク内の内容積もある分深場に入ったときは絶対的供給量が足りなくなって苦しくなりますから・・・。

ただポジティブタイプだとマスクが水中で浮力を帯びて顔から浮き気味になるのが困りもの・・・。

バランスウエイトなどオプションもありますが、そんなもの取り付けるくらいならマスク自体をもうちょっと重い素材に換えるとか、旭面みたいにガラス面にしたりすると安定するのに・・・なんて思います・・・。

メンテナンスやOHなどさせて頂きながら、いつもオーナーさんにそんなウンチクとかアドバイスを還元させてもらってます(笑)



旭潜水技研
http://asahi-scuba.jp


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