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PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

インターネットで調べてみると、PSP-1000の場合、今回壊れた "アナログパッド" はどうも典型的な問題点のようで、使用しているうちに電気を通す導線と電気を通さない絶縁体でサンドイッチされている「導電ゴム」と言うパーツが消耗劣化して駄目になるパターンが多いようです。

PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

導電ゴムが駄目になると、ゲーム中、アナログパッドで動かす対象が全く動かなくなったり、勝手に動き始めたり、部分的に動きがギクシャクして悪くなるので、ゲーム中、アナログパッドに、より力を入れて動かそうとするので、アナログパッド自体を壊してしまうみたいです・・・。

そんな内容は結果的に後から知ったのですが、最初はそのアナログパッドを交換するだけで直るものかと思い、ネットオークションで探して買ったコンプリートのアナログパッド(600円前後)にごっそり新品に交換!

この程度の作業なら交換自体はめちゃくちゃ簡単!

PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

ただ2本のネジで留まっているアナログパッドのコンプリートを外して、新しいものをここに交換するだけ・・・。

本来なら多分3分もかからない作業だ!

しかし、今回最初から付いてたものを外す時はネジを緩めたらすんなり取り外せたのに、新しいものは何かまっすぐ綺麗に収まらない・・・。

よくみてみると、ネジ穴の位置が微妙にずれていて、ネジが本体にまっすぐ綺麗に入っていかないのだ。

さすが中国製・・・。

PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

きっと上海郊外のどこかの小さな工房でコピーして作っているものなんだろう・・・。

何とかだましだましねじ込んでみるものの、ねじ込むドライバーに結構なテンションがかかるのを感じる・・・。

このまま強引にねじ込んだら、多分本体が割れてもっと大事になる気がしたので、ネジは完全に締め切らないところで留めることにした・・・。

まぁそれでも、見たところちゃんと留まってるしガタもない!

だけど、どうもアナログパッド自体全体的に、斜めに取り付いているような・・・。

まぁ仕方ない、この程度なら大丈夫だろうと!何とか初挑戦のPSP修理の完成と勝利に酔いしれつつ、フロントカバーやネジ類全てを元に戻し、スイッチON!

ゲームソフトのモンスターハンターを起動させた!

さすが、新品のアナログパッドなので、抵抗感無くスムースに360°クルクル動いて小気味いい!

ところが、肝心のハンターをアナログパッドで動かしてみると、どうも左方面側だけには動かないのである・・・。

ちくしょう・・・!何で?

何度もスイッチを入れたり消したり、更に本体自体のリセットをかけても同じ結果でした・・・。

という事で、またネットで改めて調べなおしてみて、そこで初めて冒頭で書いた、その「導電ゴム」というパーツの存在を知ったのでした・・・。

PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

二度手間になったが、また改めて今度は「導電ゴム」を注文するしかなかった・・・。

その存在に気が付かなければ、どこかに飛ばしてしまいそうな、小さな小さなその導電ゴムが1個約600円なり・・・。

待ちに待って、やっと届いたその小さいけど大きな役割を果たす導電ゴムを、傷つけないよう丁寧にピンセットで外して新しいものに交換・・・。

PSP-1000 分解修理奮闘記 Part2

最近老眼が進んでいる私には結構辛い・・・。

さて、アナログパッドも新品、導電ゴムも新品に交換され、これで完璧!と自信満々でまたまた組み立てなおし、スイッチON!

・・・・。

がっくり・・・、状況は一向に変わっていませんでした・・・。

やっぱり、当初のアナログパッドのネジ穴のずれを強引に入れたことで、微妙に接点に導電していない部分があるのかもしれない・・・。

よもや、たかがゲーム機!もういいや!と言う面倒くさくなったネガティブな気持ちと、プライドにかけてでも何としてでも!と言うプライドとポジティブな気持ちが交錯するが、半ばちょっと折れかけてしまっている・・・。

だって手を付け始めてから、部品がそれぞれ到着する間待っている時間も含めて、既に10日間が経過しているというのに、結局まだ直らない・・・。

おまけに依頼主の子供達は、そもそも修理を頼んだことすらも忘れて、DSに夢中になって遊んでいる現状・・・。

これ以上手間と時間をかけて、改めて修理する意味が果たしてあるのか・・・?

そんなこんなで、大の大人が壊れたままのPSPを目の前に悩むのであった・・・。



つづく・・・。




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